Rマドリード・カデーテA(U-16)に所属する“ピピ君”ことMF中井卓大(15)について、同チームのロドリゲス監督は「チームの中でもとても大事な選手。モドリッチに近い選手になる」と絶賛した。

来日中のチームは19日、神奈川県内で開催中の「U16キリンレモンCUP2019」(19日~21日)に出場。東京Vユースの16歳以下チームと対戦し、4-1で勝利した。

中井は中盤の位置でスタメンフル出場。U-17日本代表の森山佳郎監督も視察に訪れた“御前試合”で、前半に3本のシュートを放つなど積極的に見せ場を作った。

試合後取材に応じたロドリゲス監督は中井について、「ポテンシャルやテクニックがあり、チームの中でもとても大事な選手。今年からフィジカル面でもどんどん成長している」と急成長を見せる若武者を評価した。将来のトップチーム入りも期待されており、「モドリッチに近い選手、バスケスみたいな中心人物になるだろうと思います。難しいことだけど、モドリッチよりも強い選手に育ててあげたい」と、前途ある15歳に大きな期待を込めた。

「U16キリンレモンCUP2019」は国内外の8チームで争うトーナメント方式の大会で、Rマドリードは東京Vユース、桐光学園、チョンブリーFC(タイ)のそれぞれU-16チームとグループステージを戦う。昨年3月の同大会にはRマドリード・カデーテB(U-15)として参加し、優勝を飾っている。