ガラタサライDF長友佑都(32)と、ベシクタシュMF香川真司(30)が初対決となるトルコ最大のダービーを前に、現地は大いに盛り上がっている。

同じイスタンブールを本拠地に置くライバル対決で優勝を占う大一番。チケット高騰や選手へのボーナスの話題、日本人が続々と現地入りしているなど、トルコ国内ではさまざまな情報が飛び交っている。

残り4節で首位バシャクシェヒルとの勝ち点差2で追う2位ガラタサライのホームで、同3差の3位ベシクタシュのダービーが5日に予定されている。4月30日に発売されたアウェー席のチケットは、わずか10分で完売したと、現地メディアが報じた。翌1日にはネット上でチケットの転売が始まり、150リラ(約3000円)のチケットが、アウェー席にもかかわらず、すぐに850リラ(約1万7000円)にも跳ね上がった。今後、ホーム側のチケットが発売されるが、争奪戦は必須。アウェー席とは比べものにならない金額で転売される可能性が高いといわれている。

また、選手への高額ボーナスも話題となっている。香川が所属するベシクタシュは、試合前に選手へ7万リラ(約140万円)のボーナスを支給。さらに、勝利すれば15万リラ(約300万円)を支払うという。計22万リラ(約440万円)のボーナスに、選手たちのモチベーションは最高潮に達したと報じられている。

長友対香川とあって日本人の注目度も高い。日本ではゴールデンウイーク中ということもあり、続々と日本人がイスタンブール入りしているという。この試合に向けた旅行会社のツアーも組まれており、今後、さらに多くの日本人がトルコを訪れると伝えられている。

(オルムシュ由香通信員)