FW原口元気、浅野拓磨が所属するハノーバーはフライブルクに3-0で勝利したが、最終節を残して来季の2部降格が決まった。原口は4試合連続のフル出場。浅野はベンチ外だった。

第21節から13試合連続での先発となった原口は、5バックの右ウイングでプレー。前半ロスタイム2分には、ペナルティーエリア右の深い位置でボールを受け、中へ折り返すも、味方には合わなかった。チームは快勝したが、得点には絡めなかった。

試合後、ミックスゾーンに現れた原口の表情は硬かった。

「調子が戻るというか、チームとして良くなってくるのがちょっと遅かった。(勝利は)やっぱりけが人が戻ってきたのもあるし、ベブーとか、エディー(MFエドガー・プリブ)とかは違いを作れる選手なので。そういう選手が増えて、彼らがもう少し早く…っていうのは思う」と相次いだ主力の離脱を嘆いた。

チームの雰囲気については「もちろん全員が悲しんでいる」と語り、今季については「こういう風になるとは思ってもなかったし、正直、ひとつの戦力として来て、降格という結果になってしまったので、自分自身にも責任は感じてます」と肩を落とした。(鈴木智貴通信員)