サッカー、オーストラリアAリーグの強豪メルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)が17日、ツイッターで社会問題に言及した。

「今後の日本のことを考えると終身雇用を支持する考えには反対やね。いわゆる守りの制度なわけやけど、少子高齢化に向かう日本は安定を求めて守りに入って安定を得れる状況ではないのは誰もが分かりきってることやのに。

安定という錯覚などこの世に存在しないことを受け入れて行動に移らないと」と持論を述べた。

70歳までの高年齢者雇用への動きなど、日本の社会情勢を鑑みて発言したとみられる。

そもそも、トップアスリートである本田は、一般的なサラリーマンが一生かかって得るような報酬を、たった1年でクリアしてしまう破格の高年俸を得ているが、一方で常にクビと隣り合わせの厳しい契約社会に生きており、ここ数年は1年契約で、明日なき日々を送っている。

「安定」を求めない生き方そのものズバリの、提言ともいえるつぶやきには賛同する「いいね」や、もっと労働者の現実をみるように訴える反対意見など、さまざまな返信が寄せられている。