来季の欧州リーグ予選をかけたオランダ1部リーグプレーオフ1回戦第2戦が行われ、MF堂安律(20)が所属するフローニンゲンは、アウェーでフィテッセに1-3で敗れて2試合合計3-4で敗退した。堂安はフル出場も見せ場を作れず。マンチェスターCから期限付き移籍で加入したMF板倉は、ベンチ入りも出番なしに終わり、新天地デビューを飾れずに今季を終えた。

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海外移籍2季目が終了した堂安は、飛躍の今季を振り返り、移籍についても言及した。クラブでは公式戦35試合5得点。出場可能な試合ではすべて先発としてプレーした。日本代表では9月に初選出され、アジア杯をレギュラーとして活躍。中島と南野とともに“三銃士”として地位を確立し「大きなポイントになる1年だった」と総括した。

移籍の可能性も示唆した。欧州CLで大躍進した名門アヤックスや、自身が望むプレミアリーグのサウサンプトンなどからオファーが来ていると報じられている。「間違いなくステップアップする時期が近づいている」と、さらなるビッグクラブへの移籍をほのめかし「うまくなりたい一心で毎日練習を積んでいる。そのためのステップアップができたら最高」。2年の契約を残しているが、今季限りで退団する流れであることを口にした。

クラブでの日程は終了したが、6月には日本代表として南米選手権が控えている。日本代表の招集メンバーは若手中心で構成される可能性が高い。東京五輪世代でも中心選手として活躍が期待される堂安は「まだ、発表されてないので」と話した上で「選ばれたら頑張ります」と意気込みを語った。