日本代表MF香川真司(30=トルコ1部ベシクタシュ)らが所属するアスリートのマネジメント会社UDN SPORTSが30日、都内ホテルで会見し、社会貢献活動を行う事業団体と基金「UDN Foundation(ファウンデーション)」(UDNF)を設立すると発表した。

香川を筆頭に原口元気(ハノーバー)柴崎岳(ヘタフェ)酒井高徳(ハンブルガーSV)冨安健洋(シントトロイデン)と元サッカー選手の薗田淳氏が登壇。そこに、バドミントンの男子シングルス世界ラインキング1位の桃田賢斗(24=NTT東日本)も加わり、思いを語った。

UDNFは、所属選手の「応援してくれるファン・サポーター、そして自分を支えてくれた社会への恩返しをしたい」との思いを受け、UDN SPORTS(旧UDNマーケティング)のマネジメント部門、コマース部門に次いで設立された。さらに<1>グラスルーツ<2>コミュニケーション<3>チャリティー<4>セカンドキャリアに分かれており、草の根の活動や大会の開催を予定。またコマース事業ではアスリートの意見を反映した、新たなライフスタイルの提案や充実に寄与する商品の開発、販売をしていく。

香川は「21歳から海外に行き、代表を含め、いろいろな国を回ってサッカーを通じて、たくさんの国籍や人種のチームメートと知り合ってきた。彼らの(社会貢献)活動を見て学ぶものは多く、僕自身も1人の人間として何ができるのか日々、考えている。1人ではできないこともあるけど、今回のように、みんなで活動を続け、発展させていけば可能性は広がる。既に個人としては『コモンゴール』(収益の1%を寄付=アジア人初)の活動をしているけど、スポーツ、サッカー、さらには日本にとって当たり前になっていってほしい」と趣旨を説明した。