中国四川省成都市で開かれたU-18国際ユース大会(パンダ杯)で31日までに、優勝した韓国代表選手がトロフィーを踏みつけたことで、優勝が剥奪された。30日付の英BBC電子版などが報じた。

踏みつけ行為の他にも、トロフィーに用を足すような仕草をしたりと、許されない行為をした同国に対して、中国側が猛反発する騒ぎがあった。監督を含めた韓国代表の選手らは謝罪したが、中国の組織委員会は「侮辱行為」として強く抗議し、トロフィーの回収を決めた。さらに中国サッカー協会は韓国代表に抗議し、アジア・サッカー連盟(AFC)に経緯を報告した。

問題を起こした選手は30日に記者会見し「全ての人に謝りたい。悪意はなかった」と謝罪した。だが、トロフィーを踏みつけた写真がネットにアップされたことにより、SNSでは批判が集中。大きな騒ぎとなった。

しかし、過去にはRマドリードのスペイン代表DFセルヒオラモスが、欧州CLの優勝杯「ビッグイヤー」を左足で踏み、メダルをかじっている写真を掲載。また、マンチェスターU時代に欧州リーグを制した元スウェーデン代表FWイブラヒモビッチがトロフィーの中に負傷している右足を入れて、笑顔で記念撮影を行っていた。SNSでは「彼らも同じ事をしていた」と投稿する人も出ている。