日本代表MF中島翔哉(24)が、カタール1部アルドハイルからポルトガル1部ポルトに完全移籍することが5日(日本時間6日)に正式発表された。

同日に現地へ入って身体検査をクリア。サイン後、ユニホームに袖を通し「日本でも有名なビッグクラブで、好きなチームだったので一員になれてうれしい。喜びをプレーで表現したい。楽しんで、すべての大会で優勝できるよう得点とアシストで貢献する」と意気込んだ。

わずか半年で中東生活を終え、ポルティモネンセ以来のポルトガル復帰。契約期間は24年6月までの5年と発表され、次回以降の移籍時に発生する契約解除金は、関係者によると8000万ユーロ(約100億円)の大台に乗った。元ブラジル代表FWフッキの1億ユーロ(当時115億円)に次ぐクラブ史上2位の額になる。

移籍形態については、当初は買い取りオプション付きの期限付き移籍も検討されたが、完全で決着。ポルトが1200万ユーロ(約15億円)を支払ってアルドハイルから保有権の50%を獲得する共同保有の形になった。

ポルトはリーグ優勝28回に、欧州CLと欧州リーグも2回ずつ制覇した名門。昨季はリーグ2位だったため、今季は欧州CL予選3回戦から始まる。8月6、7日にある第1戦が公式戦デビューになりそうだ。リーグ戦は同11日の敵地ジルビセンテ戦で幕を開ける。