レアル・マドリードに加入した日本代表MF久保建英(18)が10日、「銀河系軍団」の一員として始動した。カナダ・モントリオールでの北米合宿の初練習に参加。黒色の練習着姿でピッチに現れ、ランニングで汗を流した。世界最高峰の名門レアルでの第1歩を踏みだした。

9日(日本時間10日)には、新加入のベルギー代表FWアザールやクロアチア代表MFモドリッチ、スペイン代表DFセルヒオラモスらスター選手とともにマドリードを出発。機内に乗り込むと、さっそく動画メッセージをクラブ公式サイトに投稿し「マドリディスタのみなさんこんにちは。今から飛行機に乗って、カナダに行きます。またカナダで。アラ(頑張れ)・マドリー」とあいさつした。

また、18歳のブラジル代表FWビニシウスや19歳のスペイン人MFのB・ディアスらとともに“若手8人衆”で写真撮影(19歳GKアルトゥベのツイッターより)。18歳のブラジル人FWロドリゴら7人は笑顔の一方で、久保はいつものように落ち着いた表情で写真に納まった。

チームはカナダに到着すると、警察の先導を受けてバスでホテルに向かった。世界最高のクラブにふさわしい厳戒態勢の中、久保もホテルにチェックイン。ジダン監督を筆頭に多くの声援が飛ぶ中、「クボー」という声援も起きた。

昨年の国際チャンピオンズ杯初戦では、当時Bチームのビニシウスやノルウェーの神童エデゴールら多くの若手を含む計22人がピッチに立っている。20日(日本時間21日)の初戦Bミュンヘン戦でのデビューへ向けて、久保の戦いがスタートした。