サッカースペイン1部の強豪バルセロナが22日、23日に埼玉スタジアムで行われる国際親善大会「楽天杯」のチェルシー戦に向けた前日会見を行った。

会見にはクロアチア代表MFラキティッチと、今季新加入のフランス代表FWグリーズマンが出席。クラブ在籍6年目を迎えるラキティッチは「みなさんこんにちは。来日できてとてもうれしく思います。個人的には日本にはとてもいい思い出がありますし、気持ちが高まっています。ファンのみなさんもたくさん来てくださっていると思うので、一緒に楽しみたいと思います」とあいさつ。また、チェルシー戦後の27日に行うヴィッセル神戸戦で、かつてバルセロナでチームメートであるMFイニエスタ、サンペールと再会することにも触れ「バルサファミリーにとってとてもよい1日になると思います。彼らと戦うのは楽しみでもあり、妙な気分でもあります。お互いのプレーもよく知っていますし、そうしたこともふまえて良いプレーをみせたい」と意気込んだ。

新加入のグリーズマンも「早くプレーしたいという意欲にあふれています」と力を込めた。フランス代表としてW杯優勝も経験し、スペイン国内のライバルクラブであるA・マドリードのエースでもあったグリーズマンの加入はスペインメディアの関心も高く、会見では移籍にまつわる質問も多く飛んだ。「アトレチコの選手に良い結果があることも祈っています。前のチームでは監督に選手として大変評価してもらっていましたし、妻も娘も満足していました」と古巣への思いも語り「今はバルサの選手ですし、心はここにあります。バルサの選手として、今はよい結果を求めていきたい」と23日にもせまる新天地デビューを見据えた。

チームは21日に日本入りしたばかり。6月中旬から7月にかけて行われた南米選手権に出場して休暇中のアルゼンチン代表FWメッシやウルグアイ代表FWスアレス、ブラジル代表MFコウチーニョら主力数人を欠いてはいるが、ラキティッチやグリーズマンをはじめ、DFピケやMFブスケツら昨季のリーグ制覇を支えた、そうそうたる顔ぶれが来日。会見後は都内のグラウンドでパス回しなどを行って調整し、試合に備えた。