30日にマラガ入団が発表された日本代表FW岡崎慎司(33)が、マラガのホームスタジアム「ラ・ロサレダ」の記者会見場で31日に入団会見を行った。マラガが公式サイトで生中継した。

通訳を携えて記者会見に臨んだ岡崎は、まずマラガを選んだ理由について「スペインでプレーしたかったし、その中でマラガが僕を求めてくれたし、ここでプレーしたいという想いがあった。その後でこのチームの環境なども素晴らしいと感じている」と説明した。

契約を待たされたことについては「気持ちは落ち着いていたし、チームメートやスタッフ、ファンが親切だったので、ここでやりたいという思いが強くなっていた。待たされたということはなかった」と返答した。さらに「焦りはなく、チームに慣れることだけを考えていた。契約が遅れているという認識もストレスも全くなかった」と話した。

初めて2部リーグでプレーすることについて「スペインでプレーしたかったので1部とか2部は関係なかった。また、それがマラガという伝統あるチームでプレーできることが楽しみだし、ここでチームのために全力を尽くしたい」と意気込みを語った。

サッカーのレベルについては「まだみんなと練習した時間は少ないけど、レベルは高いと感じているし、このチームは1部に上がれる力があると思う。このチームの力になれるように頑張りたい。本当にみんなが親切にしてくれるし、素晴らしいチームだと思う」と感想を述べた。

初めてマラガでプレーした感想については「このユニホームを着て1年間戦えることがうれしかったし、もっといいプレーをしたい」と返答した。

トップ下とトップのどちらが好きかについては「どちらも得意なポジションなので、とにかくゴールを決めたい」と回答。背番号で23番を選んだ理由については「プロになって初めてつけていた番号。ドイツでもそうだったし、思い入れがある番号であり今回で3回目だ」と説明した。

マラガの街を観光したかについては「まだマルベージャに行ってキャンプしただけ。1度スタジアムに行き、ここで試合ができるんだと感じた。まだ街中は見ていないのでこれから見たい」と笑顔で答えた。

晴れてマラガの一員となった岡崎は8月17日、アウェーでのラシン戦で2部リーグの開幕戦を迎えることになる。

(高橋智行通信員)