スペイン北部サン・セバスティアン(バスク州)を本拠地とするレアル・ソシエダードが今シーズンからスタジアム名を変更すると、1日に発表した。

Rソシエダードのスタジアム名はこれまで「エスタディオ・デ・アノエタ」だったが、2012年からクラブの公式スポンサーの1つだった保険会社レアレ・セグロスと6年間のネーミングライツ契約で合意に達し「レアレ・セグロス・スタジアム」に変更されることになった。

保険会社がスペイン1部リーグのクラブのスタジアム命名権を取得するのは、スペインでは初となる。また、スペイン紙アスによると、非公式ながらクラブは契約期間中、保険会社から年間100万ユーロ(約1億2500万円)の収入を得ることになっているという。

Rソシエダードは今シーズン、アトレチコ・マドリード(ワンダ・メトロポリターノ)、セルタ(アバンカ・バライードス)に続き、プリメーラ3クラブ目のネーミングライツ契約となった。

慣れ親しんだスタジアム名が変更されることについて、当然サポーター内での意見は真っ二つに分かれており、「アノエタ」という名前がなくなることに反対している声も多い。その一方でクラブにとって経済面の大きな助けになることに理解も示しているという。(高橋智行通信員)