ラ・リーガ(スペインリーグ)は5日、プロフェッショナルカテゴリーに属するスペイン1部、2部合わせて合計42クラブ全てを登録した。スペイン紙アスが6日に伝えている。

この中にはサラリーキャップに違反し、給与制限の調整が必要な1部グラナダ、日本代表FW岡崎慎司(33)所属の2部マラガ、ラス・パルマスの3クラブも含まれているが、登録完了によりリーグ戦を戦うことは可能となった。

しかし、この3チームは7月31日にラ・リーガから要件を満たすまで、一時的に選手登録の禁止が言い渡されている。そのためマラガの場合、セグンダの基準に合わせて選手を放出し、メンバーを再調整する必要が出ており、それを行わない場合、一部の選手登録ができないとのことだ。

マラガにはこのことが昨シーズンも起こっており、獲得したハクシャバノビッチ、パチェコ、ラセンなどを登録するために、レシオをレガネスに移籍させなければならなかった。そのため今シーズンも2部リーグ開幕戦となるラシン・サンタンデール戦を17日に控える中、マラガにはまだ数多くの仕事が残されている。

またこの件についてマラガの地元紙スル(電子版)は6日、マラガは現時点で給与上限をはるかに超えているが、オーナーのアブドゥラ・アル・タニ氏の承認サインだけを欠く、すでに同意されているいくつものオペレーションを完了させれば解決できる問題だと伝えている。

現在、アブドゥラ・アル・タニ氏の承認がないため、オンティベロス(ビジャレアル)、リッカ(ブルッヘ)、ジョニー(ラツィオ)の移籍が先送りになっており、これらの問題が解決され次第、岡崎の選手登録が可能になると見られている。(高橋智行通信員)