スペインでプレーする日本人選手所属の各クラブが10日、それぞれプレシーズンの強化試合を実施した。

乾貴士のエイバルは同じ1部リーグのRソシエダードと対戦。2日前に行われた1部オサスナ戦にフル出場した乾に出番はなかったが、チームは2-1で勝利した。エイバルにとってこの試合がプレシーズン最終戦となっており、17日にアウェーで行われるマジョルカ戦で1部リーグ開幕戦を迎える。

柴崎岳が所属する2部デポルティボは夏の風物詩の1つとなっているテレサ・エレーラ杯を主催し、1部ベティスをホームスタジアムに迎えた。先発出場した柴崎は63分間プレーし、チームは格上の相手に1-0で勝利した。デポルティボはこの後、18日に行われる2部リーグ開幕戦でオビエドとホームで対戦する。

岡崎慎司が入団したマラガは同じく夏の風物詩の1つであるラモン・デ・カランサ杯に招待され、同じ2部に所属する主催クラブのカディスと対戦した。岡崎はまだ選手登録ができていないものの、後半18分からピッチに入った。しかしチームは0-1で敗れている。プレシーズン最終戦を戦い終えたマラガは17日にアウェーのラシン・サンタンデール戦で2部リーグ初戦を戦う。

香川真司が加入した2部サラゴサはプレシーズン最終戦で3部トゥデラノと対戦するも0-1の敗北を喫した。入団したばかりの香川は招集外。チームはこの後、17日にホームで行われるテネリフェ戦で2部リーグをスタートする。

久保建英が所属の3部カスティージャ(レアル・マドリードのBチーム)はアウェーで2部テネリフェと戦った。この日の午前中に行われたトップチームの練習に参加した久保は不参加だった。チームは格上のチーム相手に2-3で敗れている。カスティージャはこの後、14日に3部クルトゥラル・レオネサ、18日に3部ブルゴスと強化試合を行い、25日の週末にアウェーで行われる3部リーグ開幕戦でラス・ロサスと対戦する。(高橋智行通信員)