西野朗監督(64)率いるタイ代表が10月に王国ブラジルと国際親善試合で対戦する可能性があると、シンガポールのメディアが19日に報じている。

同国の有力紙ストレーツ・タイムズ(電子版)が「10月11日にシンガポールでブラジルとタイの試合の開催計画が進んでいる」と伝えている。

ブラジルは日本も参加した南米選手権を制したFIFAランキング2位の世界屈指の強豪。タイは同115位。

日本とともに、22年W杯カタール大会に向け、9月開幕のアジア2次予選に臨む西野タイだが、ブラジルとの対戦が浮上した10月の同予選第3節は試合がない。15日にはホームで同じG組で最強と目されるUAE戦を控えているだけに、王国ブラジル戦が実現すれば格好の腕試しの機会となる。

前日本代表監督である西野監督とブラジルといえば、日本を率いた96年アトランタ五輪で大金星を挙げた「マイアミの奇跡」が有名。ブラジル戦が実現した場合、タイを率い“シンガポールの奇跡”はなるか-。

なお、森保監督率いるF組の日本は、W杯アジア2次予選の試合のない9月の第1節を利用し、5日にパラグアイとの国際親善試合を茨城・カシマスタジアムで行うことを発表している。