パリ・サンジェルマン所属のブラジル代表FWネイマール(27)の移籍が日々、さまざまなメディアで長らく取り上げられているが、スペイン紙スポルト(電子版)は28日、バルセロナ入りが近づいていると伝えた。

同紙によると、デンベレの期限付き移籍、ラキティッチの完全移籍を含む約1億2500万ユーロ(約150億円)を支払う内容で両クラブが合意に達する可能性があるという。

この中でデンベレについてはパリ・サンジェルマンが獲得を望んでいるとのこと。一方、ラキティッチについてはクラブがすでにパリ・サンジェルマンに移籍する了承を選手本人から得ているという。そしてラキティッチをこのオペレーションに含めることが、合意に向けての決定的な役割を果たすことになると推測されている。

またこのオペレーションはバルセロナにとっても大きな利点がある。なぜなら移籍金を比較的安い価格まで下げられるだけでなく、今シーズンやや中心から外れている2選手を放出することができ、ネイマール入団に不可欠となる給与の負担を大幅に減らすこともできるためである。

一方、パリ・サンジェルマンにとっても、ラキティッチのような名声のある選手、デンベレのようにフランス国民を熱狂させることができる選手がやって来ることは非常に大きなものとなる。

現時点で最後の障害は、デンベレがこのオペレーションに含まれることを受け入れるかどうかであるとのこと。さらに多少の問題はあるかもしれないが、着実にこのオペレーションが終わりに近づいているのは間違いなさそうだ。(高橋智行通信員)