9月2日に移籍市場が閉鎖したスペイン1部リーグが、今夏の移籍市場で全クラブの選手補強額合計が史上最高を記録したことを、スペイン紙アスが3日に報じている。

その合計金額は13億100万ユーロ(約1561億2000万円)。これは史上最高額を記録した昨夏の8億8790万ユーロ(約1065億4800万円)をはるかに上回るものとなっている。

今夏、選手獲得に最も投資したのはレアル・マドリードで2億9800万ユーロ(約357億6000万円)。この中で最高額はアザールで1億ユーロ(約120億円)だった。

続いてグリーズマンを1億2000万ユーロ(約144億円)で獲得したバルセロナが2億4600万ユーロ(約295億2000万円)で2位、ジョアン・フェリックスを今夏のスペイン最高額となる1億2720万ユーロ(約152億6400万円)で獲得したアトレティコ・マドリードが2億4470万ユーロ(約293億6400万円)で3位となっている。

一方、ビルバオは1部リーグ20クラブ中、唯一選手獲得に1ユーロもかけていないクラブとなった。

また日本代表MF久保建英が期限付き移籍で入団したマジョルカは20クラブ中最多となる16選手を獲得。しかし補強費は700万ユーロ(約8億4000万円)で、0ユーロのビルバオ、100万ユーロ(約1億2000万円)のバジャドリードに次ぎ、20クラブ中18番目だった。

また今夏は選手売却の合計金額も過去最高となった。昨夏の8億160万ユーロ(約961億9200万円)を上回る、9億9250万ユーロ(約1191億円)を記録した。選手売却額トップはAマドリードで2億8910万ユーロ(約346億9200万円)。Rマドリードが1億3410万ユーロ(約160億9200万円)で3位、バルセロナが1億2740万ユーロ(約152億8800万円)で3位となっている。(高橋智行通信員)