サッカーW杯ロシア大会で日本を16強に導き、今年7月にタイのA代表とU-22代表の兼任監督に電撃就任した西野朗氏(64)が5日、W杯カタール大会アジア2次予選の開幕ベトナム戦を迎える。

西野朗(にしの・あきら)

◆生まれ 1955年(昭30)4月7日、埼玉県浦和市(現さいたま市)。同年の県内で3人だけだったという4000グラムで誕生。現在も182センチの長身で72キロのダンディー体形維持。

◆経歴 現役時代は攻撃的MFで浦和西-早大-日立(現J2柏)。日本代表で国際Aマッチ12試合1得点。監督は柏-G大阪-神戸-名古屋。日本協会の技術委員長も務めた。19年の日本サッカー殿堂入り決定。

◆勝ち運 U-23代表監督として96年アトランタ五輪でブラジルを1-0で破る「マイアミの奇跡」。G大阪では05年リーグ制覇、08年ACL優勝。J1通算270勝は史上最多。就任2カ月でW杯16強。過去2回だけ買った馬券は万馬券。

◆モテ伝説 早大時代に負傷退場した際、試合会場の西が丘から観客の3分の2が消え、空席だらけに。女性ファンが病院へ見舞いに向かったためで「そうでしたね」と本人も全面肯定。

◆好物 最近「パクチーが好き」とタイを意識も、ラジオ番組で好きな食べ物を聞かれると「納豆」…。その前は「ごま」でマイすりごま機を持つ。他人へのゴマスリは嫌い。映画は「釣りバカ日誌」。趣味は寺社仏閣巡り。17年誕生の初孫が大好きなおじいちゃん。