本田圭佑(33)が実質的な監督としてカンボジアを率い、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のC組第2戦に臨み、ホームでバーレーンと対戦し、0-1で敗れた。

カンボジアはFIFAランキング170位、バーレーンは109位。前半を0-0で折り返したが、後半33分にCKからのこぼれ球を蹴り込まれ失点。このまま敗れた。

カンボジアは5日の同139位の香港との初戦は1-1の引き分け。2試合を終え1分け1敗で、勝ち点は1で、C組4位。

次戦は10月10日にアウェーで同23位、アジア屈指の強豪同23位のイランと対戦する。

11日、自身の有料メルマガ「CHANGE THE WORLD」でバーレーン戦後の食事の席で、選手を前に行ったスピーチの内容が配信されている。本田の言葉の一部は、次の通り。

「お疲れさん。前半、とりあえずノーゴール(無失点)達成おめでとう。やっぱ後半はみんなが感じたとおり、体格差とか、ずるずる疲れてくると、ちょっと力の差を感じてしまったけど、そんな中でも流れてからは失点を許すこともなく、点を取られてからは、点を取りに行くっていう姿勢まで見せた。

とくに、ファンの反応とか、会長たちの反応とか、これが何よりもみんなが成長してるということを示していると思う。それは誇っていいと思う。

でも、いつも言うように、ひとつだけ教えておいてあげる。

人っていうのは、みんながこれできるって思ったら、今度はそれを見るのが当たり前になる。ファンというのは、常に良くならないと満足しない。

それは、うれしいことだけど、すごく難しいことで、かなりみんなが強いハートをもっておかないと、次が同じだったら、もしかしたらファンは今日みたいに喜んでくれない。

それが俺の今日のアドバイスで、次イラン、テヘランに行って、日本でもなかなか勝つことができない相手とやる。

(中略)

今日良くても、もっと良くなりたいっていう気持ちがなくなれば、それはさっきも言ったように、ファンは同じを求めてないから。 次喜ばせるために成長しないといけない、プロフェッショナルであれば。

プロフェッショナルをしすぎていいくらい」

(原文ママ)