MF香川真司(30)が新加入したサラゴサは今季、4試合を戦い2位につけ、近年ないくらいの好スタートを切っている。

スペイン紙アスは11日、2部降格後のここ7シーズンのリーグ開幕から4試合の成績で、今シーズンの3勝1分け無敗というのが最高成績だと伝えている。

これまで、その間の最高成績は昨季の2勝2分けだった。一方、2部に降格した初年度の2013-14年シーズンは0勝2分け2敗で最低だった。それ以降、2014-15年シーズンは0勝3分け1敗、2015-16年シーズンは1勝2分け1敗、2016-17年シーズンは2勝1分け1敗、2017-18年シーズンは1勝1分け2敗となっている。

サラゴサは今季、2部リーグ通算23シーズン目を戦っているが、クラブ史上の最高成績は1955-56年シーズンの4戦全勝だった。そして今シーズンがそれに次ぐ好成績を収めていることになる。

さらに、2部リーグ以外の全カテゴリーの成績では、これまでに開幕から4連勝を飾ったことが2部を含めて4度ある。4部リーグに在籍していた1932-33年シーズンにも4連勝。そして1部リーグでも2度あり、1964-65年シーズンは、デポルティボ、ムルシア、レバンテ、ビルバオに勝利した。そして1980-81シーズンでも、ビルバオ、セビリア、ムルシア、エスパニョール相手に4連勝を収めている。

また、今季と同じ3勝1分けスタートは、他のカテゴリーで過去に2度ある。それはともに1部リーグで、1963-64年シーズンと1981-82年シーズンだった。

今季、香川というビッグクラブでプレーしてきたタレントが加入したことにより、これまで以上に大きな期待感をサポーターに抱かせているサラゴサは、8シーズンぶりの1部復帰を目指して、素晴らしいスタートを切っている。

(高橋智行通信員)