日本代表MF久保建英(18)が所属するマジョルカは、ビルバオとスコアレスドローに終わった。久保は後半途中から出場し、マジョルカでのホームデビュー。PKを獲得するなど存在感を示した。

試合後には記者会見場で取材に対応した。内容は以下の通り。

-ホームデビュー。PKを誘発したプレーについて

久保 まずホームでデビューできてとてもうれしいです。ダニ(ロドリゲス)と交代する時の僕へのファンの迎え方にとても感謝しています。

-ピッチに入った時に観衆がスタンディングオベーションで迎えてくれた時の印象について

久保 現時点で人々が僕をとても愛してくれているので、人々が僕を愛すのをやめないように全ての試合で証明していく必要があります。

-出場してすぐにPKをもらったにもかかわらず、アブドンが外したことについて

久保 彼はPKを失敗しましたが、僕はPKを蹴らなかったので何も言うことはできません。ゴールを決める時も外す時もあります。僕たちはそのことについて何も言うことができません。

-マジョルカでの最初の数週間が過ぎたが、クラブやこの島の印象は

久保 チームやチームメート、コーチ陣、みんながとてもいいです。チームとしてとてもまとまっていますし、才能があると思っている選手はいません。みんなが一生懸命仕事に取り組んでいますし、僕はそのことがとても好きです。

-PKを蹴るのを決めたのが監督なのか選手かについて

久保 分かりません。僕はここにきたばかりですから。この後、もし望むなら監督に聞いてみますが。でも僕には分かりません。

-マジョルカで2試合目だが、慣れてきたという感覚があるか

久保 前回より長い時間プレーする機会を与えてもらったので、その分チームメートのことも徐々に分かってきていますし、自分にもボールが来るようになっているんで、このまま信頼を勝ち取っていければいいかと思います。

-代表戦から帰って来て期間が短い中での試合になったが、今回やってみてどのように対処するか

久保 2試合ともフルで出たわけではないんで、フルで出た選手と比べると、体力的にも問題なかったと思います。逆に中2日ということで厳しいものもあるかなと思いましたが、思っていたよりも体が軽かったですし、慣れる必要もないというか、若いから大丈夫かと。

-代表でもマジョルカでも右サイドでプレーしたが、そこが適したポジションだと思うか

久保 そこが一番適したポジションかは分かりませんが、右でも左でもトップ下でも、それぞれのチームの監督が決めたポジションでプレーするだけです。どこでもできるのが自分の強みだと思っています。(試合に)出られて幸せだと思います。

(高橋智行通信員)