マジョルカMF久保建英が、スペイン1部リーグ第6節のアトレチコ・マドリード戦で期限付き移籍後、初の先発出場を果たした。

チームは0-2で敗れたものの、スペインの各紙は決定的チャンスを作った久保にチーム内で高い評価を下している。

後半2分にチームメートと連係し、最後はダニロドリゲスのスルーパスを受けて右足でシュートを放ったシーン。相手DFサビッチの足に当たりポストにゴールを阻まれたが、そのリバウンドがさらにGKオブラクの足に当たった後に再びポストに嫌われた。最後は相手DFアリアスにクリアされた。

このシーンについてスペイン紙アスは(電子版)は「久保がマジョルカ最大のチャンスを作るも、シュートはアトレチコDFに当たり、ポストをたたいた」と久保のシュートを高く評価した。

またアスは紙面の評価で久保にラゴ・ジュニオルと並びマジョルカの選手の中で最高の2点(最高3点)をつけた。

スペイン紙マルカは紙面でマジョルカの選手全員に1点(最高3点)をつけたが、その中で久保をこの試合で活躍した選手の1人に挙げ、「火花をベースに抵抗することを試みた」と寸評している。

マジョルカは29日にアウェーで第7節アラベス戦を戦うことになるが、強豪のAマドリード相手にマジョルカ最大の見せ場を作った久保に、2試合連続先発出場のチャンスが与えられるかに注目が集まる。(高橋智行通信員)