日本代表MF柴崎岳所属のデポルティボ監督が、開幕からわずか10試合で解任された。デポルティボが7日、監督のフアン・アントニオ・アンケラを解任したと発表した。クラブの公式サイトが伝えている。

また、デポルティボは同日、新監督にルイス・アンヘル・セサルが就任したことを発表した。これまでラシン・フェロール、ヒムナスティック・タラゴナ、ポリデポルティボ・エヒド、アルコヤーノ、アルバセーテ、ルーゴ、バリャドリードで監督を務め、昨シーズンは3部リーグ降格の危機にひんしていたテネリフェで最後の4試合を指揮し、チームを見事2部リーグ残留に導いた。

アンケラは今夏、デポルティボ監督に就任したが、チームは2部リーグ開幕から10試合を戦うも、開幕戦でオビエドに勝利してから1度も勝利がなく、6日にホームで行われた第10節アルメリア戦で9試合連続未勝利となっている。その成績は1勝5分け4敗の勝ち点8で降格圏内の20位に低迷している。

アンケラは2部リーグで今シーズン、約1カ月前に解任されたオビエドのセルヒオ・エヘアに続き、2番目に更迭された監督となった。

ヘタフェからデポルティボに今シーズン完全移籍を果たした柴崎は、アンケラ指揮下の開幕からの10試合中8試合に出場し、その全てをスタメンでプレーし1アシストを記録している。

柴崎はアンケラ最後の試合となったアルメリア戦、後半45分まで出場した。スペイン紙アスの評価は2点(最高3点)で、チームの中でベルガンティーニョスと並び2番目に高い評価を受けた選手となった。

チームが新監督を迎えた中、柴崎は日本代表でW杯予選2試合を戦うため、13日に行われる次節ラス・パルマス戦を欠場しなければならない。

(高橋智行通信員)