近年、将来有望な若手の積極的な獲得を方針の一つに掲げてFWビニシウス、MFロドリゴ、MF久保建英らと契約を結んでいるレアル・マドリードが新たに、MF南野拓実とMF奥川雅也が所属するオーストリア1部ザルツブルクでプレーする19歳のノルウェー代表FWエルリング・ホランドの獲得に興味を示していると、スペイン紙アスが11日に報じている。

15歳の時に母国ノルウェーでデビューを果たしたホランドは身長194センチの大型FW。今シーズン出場した公式戦11試合ですでに18得点とその得点力をいかんなく発揮している。中でも圧巻だったのは欧州CLデビュー戦となったゲンク戦、70分間の出場でハットトリックを記録した他、昨季の欧州王者リバプールの本拠地アンフィールドでゴールを決めたことである。

さらにホランドは今年5月30日出場したU-20W杯のホンジュラス戦でチームが12-0で勝利した中、1人で9ゴールをマークしている。

ホランドの移籍金は今現在、そこまで高くないとみられており、ザルツブルクが前所属のモルデ(ノルウェー)から獲得した際に支払った金額は500万ユーロ(約6億円)、そして移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」による市場価格は1200万ユーロ(14億4000万円)となっている。(高橋智行通信員)