マラガは、12日に開催予定のスペイン2部リーグ第11節カディス戦について、選手不足を理由にスペインサッカー連盟の競技委員会に延期の申し出を出していたが、11日に却下された。

マラガの地元紙マラガ・オイ(電子版)によると、今週から来週にかけて行われている代表戦でムニル、フアンピ、ミケル・ビジャヌエバ、ロレンソ・サディクの4選手が招集され、さらにアドリアンが出場停止、フアンカルとダニ・パチェコがけがのため、週末のカディス戦に出場できなくなっている。

マラガは岡崎慎司の選手登録を最終的にできなかったように、シーズン開幕前から続くサラリーキャップの問題が尾を引き、カディス戦に向けてトップチームの選手を10人しか準備できなかった。下部組織から呼べるのは最大6人となっているため、クラブが11日に発表したカディス戦に向けた招集メンバーは2人不足の16選手だった。

すでにスペインサッカー連盟の競技委員会は、今シーズンの第6節で、フエンラブラダが選手の胃腸炎の集団感染により、香川真司所属のサラゴサ戦の試合延期申請を認めていた。しかし今回はそのような不可抗力のものと判断されなかったため、マラガの申請が却下されている。(高橋智行通信員)