バルセロナ所属のFWアンス・ファティ(16)が15日、アウェーで行われたU-21欧州選手権予選の同モンテネグロ戦(2-0で勝利)の、後半40分から途中出場し、同スペイン代表史上、2番目となる最年少デビューを記録したと、スペイン紙アスが16日に報じている。

16歳11カ月15日の出場記録を作ったファティを上回る最年少デビュー記録はバルセロナなどで活躍したFWボージャンで、16歳9カ月8日だ。デビュー戦はバルセロナ時代の2007年に行われたU-21ジョージア戦だった。そして29歳になった現在、カナダのモントリオール・インパクトでプレーしている。

ファティは当初、U-17スペイン代表に参加させるため、スペイン・サッカー協会の働きかけにより先月、スペイン国籍を取得したばかりだった。最終的に今月下旬からブラジルで開催されるU-17W杯のメンバーには招集されなかった。

今回はバルセロナの同僚MFペレスがけがで離脱したことにより、U-21スペイン代表に飛び級で呼ばれた。次はさらにフル代表入りの可能性もあるとアス紙は伝えている。

(高橋智行通信員)