マジョルカのMF久保建英(18)はホームでレアル・マドリード戦に臨み、1点リードの後半14分から途中出場した。チームはそのまま1-0で勝利した。

2人目の交代選手として久保がピッチに入ると、スタジアムは大歓声に包まれた。相手は今夏にマジョルカに期限付き移籍するまで所属していたRマドリード。4-4-2の右MFに入ると、相手の間を通すパスやドリブル突破などで攻撃を活性化。終盤にはリードしたまま逃げ切るために引いて守るなど、チームプレーに徹する場面もあった。

Rマドリードが後半29分に退場者を出したこともあり、試合はマジョルカがこのまま逃げ切って1-0で勝利。前節まで18位の降格圏に沈んでいたチームは今季2勝目をつかみとり、暫定ながら14位に順位を上げた。レンタル元と直接対決となった久保だったが、試合後のミックスゾーンは無言で対応はしなかった。(高橋智行通信員)