日本代表MF柴崎岳(27)が所属するデポルティボは成績不振により、2部リーグ第10節終了後にフアン・アントニオ・アンケラ監督からルイス・セサル監督に交代した。しかし、状況が好転するどころか完全に失敗しているとスペイン紙アスが22日に報じている。

デポルティボはルイス・セサル指揮下で2試合を戦うも、アウェーの第11節ラス・パルマス戦に0-3、ホームの第12節マラガ戦も0-2で敗れ、2試合で無得点5失点と散々な成績となっている。柴崎はその間、ラス・パルマス戦が日本代表戦参加により欠場、マラガ戦は先発出場し71分間プレーした。

リーグ戦12試合を終えての成績は1勝5分け6敗、11得点22失点の勝ち点8で最下位。前任者のアンケラ氏から引き継いだ時が20位だったため、さらに悪い状況に陥っている。実際、デポルティボの2部リーグ41シーズンの12戦消化時の成績は、今シーズンが最も悪いものになっている。降格圏外の18位ルーゴとの勝ち点差は5あり、22失点は22チーム中最低の数字である。

ルイス・セサル新監督は成績だけでなくイメージも悪化させている。わずか2試合で5失点しているが、中でもセットプレーの守備にもろさを見せ、選手はミスを連発している。攻撃面ではまだ1ゴールも決めていないだけでなく、ゴールチャンスも少なくなっている。(高橋智行通信員)