スペイン1部リーグで、10月31日に行われたマジョルカ対オサスナはミッドウイークでの試合だったため、選手の疲労を考慮し、スペインのメディアによっては日本代表MF久保建英の先発も予想されていた。しかし、久保は最終的にベンチスタートとなりマジョルカデビュー後9試合目にして初めて出番がなく、チームも2度のリードを奪いながら2-2で引き分け勝ち点2を落とした。

試合後の記者会見でローテーションの可能性についての質問を受けたビセンテ・モレノ監督は「我々はバルセロナでもレアル・マドリードでもない。出場時間をプレゼントなどしないし、今日、我々はオサスナ戦に向けて自分たちがベストと信じるスタメン組んだ」と返答した。

そして「我々は入団した選手たちがチームにクオリティーをプラスしてくれることを求めている。彼らがもう少しチームに貢献し、これから最後まで我々を助けてくれることを願っているよ」と、久保を含む今夏入団した選手たちの今後のパフォーマンスに期待を込めた。

マジョルカはオサスナ戦後、中2日でアウェーのバリャドリード戦を迎えるため、何らかのローテーションが行われるとみられ、久保にも5試合ぶりに先発のチャンスが与えられるかもしれない。(高橋智行通信員)