マジョルカに所属するMF久保建英(18)は3日、アウェーでのバリャドリード戦で6試合ぶりに先発したが、得点を演出することができず、後半23分に交代した。チームは0-3で大敗し、敵地では5戦全敗となった。前節のオサスナ戦で移籍後初の出番なしに終わった久保は、先発でピッチに立つも輝きを放つことはできなかった。定位置の右MFでプレー。開始直後はボールに触れる機会が多かったが、その後は攻められてほとんど攻撃に参加することができなかった。後半14分にはバックパスを相手に奪われ、決定機を許すなど精彩を欠き、9分後に交代を命ぜられた。クラブの1部通算1000試合目を白星で飾れず、試合後のピッチ上でのインタビューで「敗れて残念です」と話した。

前節の試合後にモレノ監督から久保ら新加入選手に「出場時間をプレゼントしない」と結果を出すよう求められたが、一発回答とはならなかった。「個人的に良いプレーが出来なかった。決定力不足だと思います」。見せ場すら作れず、指揮官の信頼を勝ち取ることは出来なかった。(高橋智行通信員)