スイスのサッカー関連調査機関CIESフットボール・オブザーバトリーが作成した、欧州5大リーグのクラブに所属する市場価値の高い期限付き移籍の選手ランキングを発表し、Rマドリードからマジョルカへ期限付き移籍している日本代表MF久保建英(18)は33位にランクインしていると、スペイン紙アスが14日に報じている。

同調査機関によると、スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスの5大リーグで期限付き移籍金が最も高い選手は、バルセロナからBミュンヘンに貸し出されているブラジル代表MFコウチーニョで9650万ユーロ(約116億円)となっている。2位はRマドリードからアーセナルに期限付き移籍されているセバージョスで6570万ユーロ(約78億8000万円)と、スペインの2大巨頭の選手となった。

Rマドリードの期限付き移籍選手は上位50人の中に久保建英を含め7選手入っており、5大リーグ全体では10選手が所属している。その市場価値の合計は2億6170万ユーロ(約314億円)と非常に莫大(ばくだい)な金額になっている。同クラブでセバージョスに続く高額はエデゴール(Rソシエダード)で5730万ユーロ(約68億8000万円)。全体のランキングでは3位となっている。そしてアクラフ(ドルトムント)が3900万ユーロ(約46億8000万円)で9位、マジョラル(レバンテ)が2260万ユーロ(約27億1000万円)で23位、オスカル・ロドリゲス(レガネス)が2120万ユーロ(約25億4000万円)で26位、レギロン(セビージャ)が1890万ユーロ(約22億7000万円)で31位、そして久保(マジョルカ)が1700万ユーロ(約20億4000万円)で33位となっている。

その他、トップ50圏外では、バジェホ(ウルヴァーハンプトン)が850万ユーロ(約10億2000万円)、ルニン(バリャドリード)が550万ユーロ(約6億6000万円)、デ・フルートス(バリャドリード)とハビ・サンチェス(バリャドリード)が300万ユーロ(約3億6000万円)となっている。(高橋智行通信員)