日本代表MF柴崎岳が所属するデポルティボは現在、2部リーグで最も失点しているだけでなく、DF陣が1度もゴールを決めていないチームであるとスペイン紙アスが21日に伝えている。

デポルティボは今シーズン、リーグ開幕から調子が非常に悪い。開幕戦の勝利以降、15試合未勝利が続き最下位。降格圏外の19位マラガに勝ち点5差をつけられている。

さまざまなミスが多発しているが、中でも深刻となっているのは守備の脆弱(ぜいじゃく)性である。ここまでのリーグ戦16試合で29失点を喫しており、2部リーグ22チームの中、最多失点のチームとなっている。

またDF陣は攻撃での貢献度が低く、ここまで1人もゴールを記録していない。2部リーグでは他にもラシン・サンタンデール、ラス・パルマス、ミランデス、ジローナ、アルバセーテはDF陣がゴールを決めていないが、どのチームも守備面での貢献度が高いという。

さらにデポルティボはボランチの4選手(柴崎、ベルガンティーニョス、ペル、ビセンテ)もゴールを1度も決めていない。

これらの要素が重なり、22チーム中、最も少ない14ゴールしか決めることができていないのである。

(高橋智行通信員)