MF長谷部誠、MF鎌田大地が所属するフランクフルト(ドイツ)が、ともにフル出場したホームでのギマラインス(ポルトガル)に2-3で逆転負けしたが、アーセナル(イングランド)とスタンダール(ベルギー)が2-2で引き分けたため、2位を確定させて決勝トーナメント進出を決めた。アーセナルは首位通過を決めた。

フランクフルトは前半8分、カウンターからMFロシーニャにペナルティーエリア右から決められて先制を許した。長谷部がスライディングしたが及ばなかった。しかし同31分、鎌田の右CKはクリアされたが、大きく浮いたルーズボールをDFダコスタがペナルティーエリア外からヘディングシュートを放つと、FWアンドレシウバと競りながらジャンプしてキャッチしようとした相手GKミゲルシウバがファンブル。ボールはゴールへ転がり込み同点に追いついた。

さらに同38分、長谷部のボール奪取を起点にした攻撃からFWコスティッチのグラウンダーの左クロスがファーへ抜け、フリーで走り込んだ鎌田が右足で押し込んで勝ち越しに成功した。鎌田は前節のアーセナル戦に続く欧州リーグ2試合連発で3得点目をマークした。

このまま勝ちきれば自力での突破が決まったが、試合終盤の後半40分、CKからMFムスラティに同点ゴールを許し、その2分後にはFWエドワーズのミドルシュートがMFフェルナンデスに当たってゴールに飛び込み、勝ち越しを許した。

しかし、アウェーでスタンダールと対戦したアーセナルが2点ビハインドからFWラカゼット、FWサカのゴールで追い付いてドローに持ち込んだ。この結果、アーセナルが勝ち点11で首位、フランクフルトが同9で2位となった。