後半36分から途中出場したリバプールFW南野拓実(25)は、日本人対決が実現せずに残念がった。

移籍市場締め切り直前、DF吉田麻也(31)がサウサンプトンからセリエAのサンプドリアに移籍。7年半、プレミアリーグでプレーしてきた先輩のDFに向け「欧州の、しかもプレミアリーグで、毎年のように10億以上で引き抜かれる選手たちとポジション争いして、そこで勝ち残ってプレーし続けた。多分、本人はあまり言わないと思うのですが、それはボクら選手からしたら本当にすごいこと」と敬意を表した。

その上で「ボクは、まだまだ、来たばっかりなので偉そうなこと言えないです。新しい国でのチャレンジもどうなるのか、後輩から応援してますというのも違うし…。今日(一緒に)試合できなくて残念」と振り返った。

リーグ中断期間後、チームは欧州チャンピオンズリーグなども含め、過密スケジュールが続く。アピールを継続し、さらにチームにフィットしていけば、南野の出場チャンスも増えていく可能性は十分にある。南野は「いったんオフに入るけれど、ボクとしては本当に準備期間でしかない。また次に始まったら、もうそこからはシーズン終わるまではあっという間。常にチームをサポートできるコンディションにいることが重要。与えられた時間とポジションで結果を出せるようにしたい」とスタンバイするつもりだ。