今季終了まで現在所属しているトルコ1部ガラタサライでの公式戦に出場することが不可能になったDF長友佑都(33)が、今後半年の報酬受け取りを断ったと、5日付のトルコ・エヌテーヴィ・スポル電子版が報じた。

4日にトルコ・サッカー連盟は、公式戦に出場できる各チームの登録メンバーリストを発表。同連盟が定める外国人枠は1チーム14人まで、ガラタサライは同16人在籍しており、長友とDFルインダマ(コンゴ)の2人がリストから漏れた。事実上、ガラタサライでの今季が終了という形になった長友だが、受け取れる残り半年の報酬100万ユーロ(約1億2000万円)を拒否したという。

クラブ経営者に対して「今後、ガラタサライのユニホームを着ることがないのは悲しい。しかし、プロの世界では起こり得ること。毎日、練習に出ているだけで、報酬を受け取ることはできない」と、ピッチに立てないのなら報酬は受け取れない旨を話したという。この行動に同サイトは「メンバー外という宣告を受けたにも関わらず、思いもよらない行動で経営陣たちを驚かせたようだ。お手本だ」と絶賛した。(オルムシュ由香通信員)