4日のドイツ杯ドルトムント戦に続き2試合連続で先発出場したFW大迫勇也(29)は、好機を決めきることができず、チームも敗れた。この敗戦により、ブレーメンは降格圏の17位に沈んでいる。

3-4-2-1-の右シャドーで先発。前半39分、FWゼルケの縦パスからMFクラーセンを経由し、ペナルティーエリア右の大迫にパスが来たが、タイミングが合わなかった。同44分には大迫が中盤から浮き球でパスを供給し、これに抜け出したMFフリードルがシュートを放ったが、惜しくも右にそれた。

後半は7分、27分と相手FWピュルトラーに2点を許した。大迫は同25分に左クロスからボレーシュートを狙ったが、枠をとらえきれなかった。

チャンスを作りながらも、引いた相手に最後まで打開策を見いだせなかった。試合後、大迫は「前半はチャンスもあったし、あそこでしっかり取りきらないといけなかった。後半はボールを持ったときのバランスが悪すぎた。(ブレーメンの失点の場面も)全部(相手の)カウンターだったと思う。自分たちでバランスを崩してしまった」と、自分たちの落ち度で敗れたことを悔やんだ。

これでリーグ戦3連敗。4日のドイツ杯でドルトムントに勝利した勢いをつなげられなかったが、「やるべきことはまだ、今は良いと思う。ただ、次の試合でこれを失わないようにしたい。結果を出すだけなので。やるしかないので。頑張ります」と自らに言い聞かせた。

(鈴木智貴通信員)