日本代表MF久保建英(18)が所属するマジョルカは敵地で最下位のエスパニョールに0-1で敗れた。久保は4戦連続のベンチスタート。後半途中から出場した。

キックオフから両チームが交互に攻める展開。最初のチャンスはエスパニョール。3分、左からのクロスに合わせたダルデールが初シュートを放った。

対するマジョルカは7分、ラゴ・ジュニオルが左サイドからクロス。ブディミルがゴール前で合わせたが、DFに阻まれた。また11分、クロスに合わせようとしたブディミルがゴール前で倒されPKの笛が吹かれた。しかしその後、ビデオ・アシスタント・レフェリーによりノーゴールとなった。

後半13分、エスパニョールに先制点。ダルデールのクロスからラウール・デ・トマスがヘディングで決めた。

ゴールが欲しいマジョルカは久保、クチョを立て続けに投入。システムを4-4-2に変更した。久保は右サイドハーフでプレーしたが、両チームにチャンスが生まれることなく時間が経過。試合終了間際の41分、久保は左サイドで1人かわしてマイナスのクロスを入れるも、ゴール正面からのヴァリエントのシュートは失敗に終わった。

マジョルカは後半の失点を返すことができずに敗れた。リーグ戦成績は23試合5勝3分け15敗の勝ち点18で、暫定ながら降格圏外の17位をキープしている。またアウェーの成績は11試合0勝1分け10敗と未だ勝ち星がない。一方、エスパニョールはホーム初勝利を挙げた。(高橋智行通信員)