トットナムのイングランド代表MFデレ・アリ(23)は、新型コロナウイルスをあざけるような動画をSNSに投稿したことで、イングランドサッカー協会(FA)から調査を受けることになったと10日付の電子版スカイスポーツなど英国複数メディアが報じた。最悪の場合、出場停止処分を受ける可能性もあるという。

動画は、空港で黒いマスクを着用したアリ自身と同じラウンジに座るアジア人らしき男性が「コロナ まじかよ」というキャプションとともにスナップチャットに投稿されたもので、その後、手の除菌剤のボトルが映った動画も続けて投稿された。

同選手は、直後に動画を消去し、中国版ツイッターウェイボーで謝罪する動画を投稿。「投稿していた動画に関して謝罪したい。面白いことではなかった。すぐに気がついて動画を消去した。冗談にするべきネタではなかった」とコメントした。

FAは、調査に乗り出したことを発表。アリは、同協会からの質問に答える必要がある。動画が人種差別的もしくは侮辱的であると判断された場合、出場停止処分と罰金が科される可能性がある。

(A・アウグスティニャク通信員)