スペイン1部のレアル・マドリードがここ2回の移籍市場での収支が最もマイナスになっているクラブになったと、スイスのサッカー関連調査機関フットボール・オブザーバトリー(CIES)が発表したデータを、スペイン紙アス電子版が11日に引用して伝えている。

同機関によると、Rマドリードは2019年夏と2020年冬の2回の移籍市場で、選手補強に3億3000万ユーロ(約396億円)を費やした一方、選手放出で1億4900万ユーロ(約178億8000万円)を手にしているという。その収支はマイナス1億8100万ユーロ(約217億2000万円)となっている。

Rマドリードはその間、アザール、ロドリゴ、ヨヴィッチ、ミリトン、メンディ、ヘイニエルらを獲得した一方、マルコス・ジョレンテ、ケイラー・ナバス、コヴァチッチらを放出した。

Rマドリードに続くのはアストン・ビラ。支出1億7200万ユーロ(約206億4000万円)、収入300万ユーロ(約3億6000万円)で、収支はマイナス1億6900万ユーロ(約202億8000万円)。3位はバルセロナで、支出2億8800万ユーロ(約345億6000万円)、収入1億2200万ユーロ(約146億4000万円)で、収支はマイナス1億6600万ユーロ(約199億2000万円)。4位はマンチェスター・ユナイテッド。支出2億4400万ユーロ(約292億8000万円)、収入9300万ユーロ(約111億6000万円)で、収支はマイナス1億5100万ユーロ(約181億2000万円)。5位はトットナムで、支出2億400万ユーロ(約244億8000万円)、収入6300万ユーロ(約75億6000万円)で、収支はマイナス1億4100万ユーロ(約169億2000万円)となっている。

一方、最も収支でプラスになっているのはチェルシー。支出4500万ユーロ(約54億円)、収入2億5000万ユーロ(約300億円)で、収支は2億500万ユーロ(約246億円)となっている。(高橋智行通信員)