日本代表MF久保建英(18)が所属するマジョルカはホームでアラベスに1-0で勝利し、連敗を3で止めた。久保は5試合連続の途中出場し存在感を示した。

キックオフから試合を優勢に進めたのは強力な2トップを擁したアラベス。マジョルカは激しいプレスに苦しんだ。

マジョルカは徐々にペースをつかむ。25分にサルバ・セビージャのグラウンダーのCKをブディミルがダイレクトで合わせるも、GKの好セーブに阻まれた。

32分、マジョルカに先制点の大チャンスが訪れる。ブディミルのヘディングシュートがマガジャンの手に当たり、VARでPKを獲得。しかしサルバ・セビージャのキックはGKに防がれ、チャンスを逃した。

後半に入り、久保が7分にフェバスに代わりピッチに入るとチームにいい流れをもたらした。9分に左サイドを突破してマイナスのクロスを送り、ダニ・ロドリゲスが合わせてネットを揺らす。しかしVAR確認後、その前のプレーでクチョ・エルナンデスにハンドがあり取り消しとなった。

さらに久保は14分もペナルティーエリア手前からシュート。これは威力なくGKにキャッチされた。

18分にマジョルカが先制点。左サイドからのクロスをクチョ・エルナンデスがヘディングで合わせ、一度は防がれたがこぼれ球を自ら押し込んだ。

43分にはアラベスに同点に追いつかれたかに思えたが、オフサイドでノーゴール。後半のゴールを守り切り、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた。通算成績は24試合6勝3分け15敗の勝ち点21で、暫定ながら降格圏外の17位となっている。(高橋智行通信員)