バイエルン・ミュンヘンがアウェーで快勝した。レバンドフスキが1点、ニャブリが2点と主役が力の差を示し、先勝した。そんな中、異色の経歴を持つカナダ代表MFデービスが、注目を集めている。19歳で早くもドイツ王者の一員として活躍しているが、壮絶な人生を送っていたと英BBC放送電子版などが伝えている。

リベリア人の両親を持ち、00年に内戦を逃れてきたガーナの難民キャンプで生まれた。5歳の時にカナダへ移住。17年にカナダ国籍を習得。バンクーバーやカナダ代表での活躍が認められ、18年にBミュンヘン入り。今季途中からレギュラーとして活躍している。

チェルシー戦でも1アシスト。左サイドバック(SB)で先発し、2-0の後半31分に爆発的なスピードで相手3人を置き去りにして独走。中で待つレバンドフスキへ楽々パスを通し、チーム3点目をアシストした。フリック監督は、欧州連盟公式サイトで「走力を生かして多くのボールを奪っていた。彼の成長は驚異的だ」と絶賛した。

デービスはスカイスポーツのインタビューで「夢がかなっている」と語った。サッカー以外で多くの苦難を乗り越え、ピッチ上で輝きを放っている。