スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英(18)がクラブの定例記者会見で話した模様を、マジョルカの地元紙ディアリオ・デ・マジョルカ電子版が次のように伝えている。

3月1日の次節で対戦する1部リーグ5位と好調のヘタフェが、その前の2月27日にヨーロッパリーグでアヤックスと対戦。そのことについて「僕たちはついている。なぜならヘタフェは平日にアヤックスと対戦するので、その後まで僕たちとの試合について考えることができないだろうからね。一方、僕たちは今週ずっとヘタフェ戦のことを考えてきた。それはアドバンテージになると思うよ」と言及した。

ヘタフェ戦については「まだ準備するための時間が残されている。日曜日に戦う試合がどんなものかを僕たちは分かっているし、そのための仕事に取り組み続けている」と語った。

3-3で引き分けた前節ベティス戦については「僕たちは変わらず降格圏内にいるけれど、シーズンの最後に役立つ重要な勝ち点になるだろう」と今季2度目のアウェーゲームでの勝ち点獲得を喜んだ。

ビセンテ・モレノ監督がベティス戦後の記者会見で久保のプレーに対して「最大限の継続性を持つこと」を要求したことについては「監督は僕だけでなく全員にそれを求めているよ。僕は常に全力を尽くしているけれど、時に相手に上回られてしまうこともある。サイドの選手は守備をやり、チームに貢献する必要があるけれど、ベティス戦で僕たちはとてもいいパフォーマンスだった」とコメントした。

また、レアル・マドリードからの期限付き移籍選手であることに「期限付き移籍の選手は自分が今所属しているクラブのために全力を尽くす必要がある。僕はRマドリードのことではなく、マジョルカのことだけを考えているよ」と答えている。(高橋智行通信員)