セリエAのナポリは今夏、スペイン1部レアル・マドリードに所属するセルビア代表FWヨビッチ(22)の獲得を狙っているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が17日に報じている。

ヨビッチは昨年夏、6000万ユーロ(約72億円)もの移籍金でRマドリードに入団した。しかしジダン監督の信頼に応えることはできず、ここ最近は招集外が続き、これまで戦力外とされていたマリアーノと立場が逆転している。

ヨビッチは今シーズン、公式戦24試合771分間プレーするも、2ゴールしか決めておらず、今夏の退団の可能性が浮上することになった。

獲得を狙うナポリはすでにヨビッチの代理人とコンタクトを取っているとのこと。ヨビッチはより多くの出場時間を望んでいるが、Rマドリードでその希望をかなえるのは非常に困難である。

またRマドリードは新たなセンターFWを探しているため、チーム内での立場はさらに悪化する可能性は高い。そのためナポリ行きという選択肢は選手本人にとって悪い話ではないとみられている。

(高橋智行通信員)