スペインリーグのハビエル・テバス会長が18日、スペイン紙アスの電話インタビューで、新型コロナウイルスの影響により中断しているスペインリーグについて語っている。

新型コロナウイルスの影響でこのままリーグ戦を再開できない可能性がある。その場合、最終的に順位については「欧州選手権が延期になったことにより、リーグ戦を完全に終えられると信じている」と返答。今シーズン中にリーグ戦全日程を終了させることに自信をうかがわせた。

再開されなかった場合は、現在首位のバルセロナが優勝になる可能性については「そのことは分からない。その瞬間がやって来た時に考えなければならないだろうね。現時点でそれは議論の対象ではない。私には今、議論の必要がない。それら将来のテーマについて推測することはできない」と、再開しないことは考えていないという。さらに「今、どのチームが優勝し、どのチームが降格して、どのチームが昇格すべきかを議論するのに何が必要だと思うのか。今はリーグ戦を終わらせることに全ての時間を費やさなければいけない」と見解を語った。

今季限りで契約が満了する選手は、在籍が6月30日までとなっている。現行では7月1日以降、プレーできない。リーグ戦終了が6月30日を越えた場合についての解決策は「現在、取り組んでいるシナリオは、リーグ戦を6月30日まで終わらせるというものだ。話されているプランは非常に難しいものだけどね。それはスペインリーグだけでなく、ヨーロッパ全ての国がそうだ。多くの国は5月にリーグ戦を終えるつもりだったが、全ての国が6月30日までに終了させる予定だ」と説明した。

イタリアではリーグ戦終了時期について7月になる可能性を示唆している。「全てのリーグとのビデオ会議を終えたばかりなので、イタリアがやろうとしていることについて推測するつもりはない」と答えるにとどまった。

スペインでは現在、新型コロナウイルスの影響により、1部リーグ第28節、29節と、2部リーグ第32節、33節が延期されており、再開の時期についてはまだ何も明確なものは決定していない。

(高橋智行通信員)