アトレチコ・マドリードが、ベティスのスター選手であるスペイン代表MFカナーレス(29)とフランス代表MFフェキル(26)の獲得を狙っているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が22日に報じた。

カナーレスについてはAマドリードが今夏の移籍市場で最も興味を示している選手。DFエルモーソを含め、契約解除金の値下げをもくろむ可能性があるという。エルモーソはAマドリードが今後を見越して昨年夏に獲得した選手だが、今季のチーム内の序列は、CBとして4番目、左サイドバックとして2番目で、レギュラーの座を獲得できていない。

フェキルは今季、スペインリーグでセンセーショナルな活躍を見せ、レアル・マドリードが狙っているという報道が出るほどまでになっている。同紙はフェキルがベティスの選手の中でも圧巻のパフォーマンスを披露しているため、来季、チャンピオンズリーグ出場権争いができるチームにいないことがおかしいという見解を見せている。

ベティスは来季の欧州リーグ出場権を獲得できない場合、他クラブからのオファーに耳を傾けることで両選手と合意に達しているとのこと。現在ベティスは1部リーグで勝ち点33の12位。欧州リーグ出場圏内の6位Aマドリードとの勝ち点差は12と非常に厳しい状況になっている。

その他、Aマドリードがグラスゴー・レンジャースで今季公式戦29得点を記録しているコロンビア代表FWモレロスを狙っているという報道も出ている。(高橋智行通信員)