オーストラリアのU-23(23歳以下)代表監督を務めるグラハム・アーノルド監督(56)は24日、東京五輪が1年延期された場合、原則23歳以下の年齢制限を出場権の獲得に貢献した選手が出場できるように24歳に引き上げることを求めた。ロイター通信とオーストラリアの複数のメディアが伝えた。オーストラリアは既に東京五輪出場権を獲得している。

五輪サッカー男子は原則23歳以下で争われる。仮に1年延期となれば、1997年生まれの選手は出場できなくなる。

アーノルド監督は「年齢制限を(23歳以下から)24歳にする必要がある。そうすれば出場権を得るために頑張った選手も(本大会に)出場できる」と述べ、「それは公正なことだと思う」と付け加えた。

さらに同監督は「これはFIFA(国際サッカー連盟)と国際オリンピック委員会(IOC)が特例として考えると思う」と話していたという。

日本の場合も東京五輪が1年延期となれば、1997年生まれのDF中山雄太(ズウォレ)、MF板倉滉(フローニンゲン)、MF三好康児(アントワープ)、FW前田大然(マリティモ)らが出場できなくなる。現行の年齢制限のままなら、チーム構成に影響が及ぶことになる。