バルセロナが今夏、財政面で新型コロナウイルスの影響を受ける中、新たな選手補強を行うため、メンバーの8選手に退団の可能性が出ているとスペイン紙スポルト電子版が25日に報じている。

今夏の移籍市場は新型コロナウイルスの影響により、各クラブの収入が落ちるため、選手の移籍金や年俸が通常よりも20%落ちると推測する意見もある。そんな中、バルセロナは来季へ、FW2選手、MF1選手、CB1選手、左サイドバック1選手の最大5選手の獲得を目標に掲げているため、8選手にチームを離れる可能性があるという。

それはラキティッチ、ビダル、ネト、ブレイスウェイト、ウムティティ、ジュニオル、グリーズマン、そしてバイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍しているコウチーニョの8選手。新選手を獲得した場合や、メンバー全体のサラリー総額を下げるため、そして今季期限付き移籍でプレーする選手たち(オリオル・ブスケツ、ワゲ、トディボ、ラフィーニャ、アレニャー、エメルソン)が戻る枠を作るために放出される可能性がある。

ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、8選手の市場価値は3億4400万ユーロ(約412億8000万円)となっている。バルセロナは来季へ、新型コロナウイルスの影響を受けた財政難を懸念。今現在、選手たちと給料値下げで交渉中。5選手を獲得するため資金を準備している。

(高橋智行通信員)