英プレミアリーグのアーセナルがスペイン代表MFダニ・セバージョスの代わりとして、スペイン1部リーグでセンセーショナルな活躍を見せるベティスのフランス代表MFフェキル(26)獲得に興味を持っているとイギリス紙デイリー・スター電子版が27日に報じた。

同紙によると、アーセナルは今季終了後、ダニ・セバージョスが期限付き移籍元のレアル・マドリードに戻ることになるため、その獲得候補にフェキルをリストアップした。しかし新型コロナウイルスの危機が去るまで獲得に動くかどうか、決断は下さないとのことだ。

アーセナルがフェキルを狙うのは今回が初めてではない。昨夏もリヨンからベティスに移籍する前に獲得のチャンスがあったが、最終的に実現しなかった。

スペイン紙アスはフェキルについて、今季序盤はプレーの浮き沈みが激しく貢献度は低かったものの、ここ最近の試合やRマドリード戦やバルセロナ戦では素晴らしいパフォーマンスを披露と評価。Rマドリードを含む多数のクラブから大きな注目を浴びていると説明している。

フェキルは今季、リーグ戦23試合に出場して7得点6アシストを記録し、得点ランキングトップ30に入っている。フェキルのベティスとの契約は2023年6月30日まで。もしベティスが売却する場合、前所属クラブのリヨンに20%、選手本人に10%の移籍金を支払わなければいけない契約を結んでいる。また、フェキルについては最近、Rマドリードが狙っているというニュースが出た他、ミランがすでにフェキル獲得に向けて4000万ユーロ(約48億円)を支払う準備をしていると報じられていたが、ベティスの設定する契約解除金の半分にも達していなかった。(高橋智行通信員)