スペイン2部サラゴサの日本代表MF香川真司(31)が、自宅トレーニングで“逆境”を乗り越える。

27日、自身のブログを更新。スペインでは新型コロナウイルスの感染拡大で外出禁止令が出ており、自宅で過ごす日々が続いている。

行動が制限されるなか、香川はあえて、前向きに中断期間を捉えている。

「練習は午前中に1時間半ほど。自分の課題を克服して強化するために、具体的にテーマを決めてやっています。これらはチーム練習が毎日続く普段だと負荷が高すぎたり、次の日に影響したりするけれど、今はそれを考えなくていい。この状況を逆にプラスに考えるようにして、モチベーション高く取り組んでいます」とつづった。

さらに、座禅も行っているという。

「背中と骨盤をしっかりと立てて、いい姿勢を保ち5分から10分、時間をあけてもう1度。何も考えない、というのはかなり難しいことですが、坐禅する中でたまにいい感覚が得られる。そんな実感がある。これも、今だからこそやれることかなと」と時間を有効に使っている。

世界的な感染拡大で収束が見えない状況で、東京オリンピック(五輪)などスポーツイベントが次々と延期や中止に追い込まれているが「苦しい時ですが、みんなで乗り越えていきましょう」と呼びかけた。