プロ選手協会は4日、プレミアリーグ全選手の給与30%削減に反対する声明を出した。

3日に同リーグの全20クラブが会合を開き、新型コロナウイルスの影響で中断しているリーグ戦中断に伴い、下部リーグの経営面を考慮して選手の給与削減を求めることを全会一致で合意したと発表した。

選手側は、スタッフの賃金や下部リーグへの支援など経済的貢献をすることには賛同している。だが、削減額は5億ポンド以上(約687億円)になることから、政府への支払う税金が2億ポンド以上(約275億円)減ることになる。これによる国家医療制度(NHS)などに与える影響を懸念し、30%の給与削減には反対している。

公式サイトで「プレミアリーグと今回の件について話し合い機会を歓迎し、引き続き協議を進めることができる。サポートするためにグループとしてやるべきことを認識している」と、経済面でのサポートを約束した。